補助金リフォーム進捗状況(2024.07.15)

こんにちはドルフィン八戸店嶋守です。

2024年度の補助金進捗状況についてお知らせです。

2024.7.15時点の進捗はこのようになっております。

補助金対象によって温度差が大きい印象です。ひとつひとつ見てみましょう

①子育てエコホーム 新築・リフォーム

新築に関しては順当に予算消化している印象です。新築の着工時期は4・5月が1回目のピーク。10月・11月が2回目のピークとなります。

1回目のピークは昨年度契約を済ませて冬の間にプランニングして4・5月から着工。

2回目のピークは今年春ごろから新築商談を進めた方々が順調に契約して10月・11月に着工。

制度開始直後は予算に余裕があるので住宅会社もあせって申請することはありません。4月に着工して6月頃に引き渡しになるのでそろそろ申請が増える時期でそそろそろグラフの角度が急勾配になっていくはずです。

2回目のピークの頃には補助金の消化状況を睨みながら確実迅速な申請が必要です。あまり余裕がなくなって一気に申請件数が増えます。

リフォームについてはスロースタートでしたが6月頃から角度が急勾配になっています。春先から進めていたリフォームが続々完了して申請が増えている印象です。

リフォームの場合はお盆前が完了のピークを迎えるので8月9月の申請でさらに予算消化が進むと予測されます。

秋以降は消化率具合を睨みつつ慎重かつスピーディーに進める必要があります。

今年の印象としては年内はトラブルなく、焦らず進められると思われますが年明けには予算がひっ迫してくる可能性があります。

②窓リノベ

一見して順調に見えますが、業界の印象としては盛り上がりに欠けるといったところです。

非常に補助率の高い制度で間違いなくお得なので迷う必要は無いのですが、昨年ほどの盛り上がりはありません。

3カ月経過時点で18%なので、普通に考えれば順調かもしれません。制度開始から25%の時間経過ですので悪くはないです。

ですが昨年の盛り上がり、非常にお得な制度であることを考えるともっと予算消化が進むと誰しも予測していたと思います。

自分なりにいくつか原因を考えます

理由1 本当に困っている人は昨年実施した

理由2 青森県や東北の住宅は2重窓が基本の為、内窓の設置が難しい。さらに北海道は対策が万全で需要が無い。実際東北では青森県の進捗が一番悪いと聞きました。

理由3 暖冬、温暖化が続いてる為に冬の寒さよりも夏の暑さが気になって窓より先にエアコン設置を考える。

といったところでしょうか。

③給湯省エネ事業

今回の目玉となっているのがこの給湯省エネです。主に電気温水器からエコキュートへの買い替え、古くなったエコキュートの交換で制度開始から急速に予算消化が進みました。電気代の高騰で昨年から盛り上がっていて、昨年末から今年の春がピークだった印象です。

最近になって落ち着いてきたという印象です。この事業の目玉となっているのが『蓄熱暖房の撤去費の補助』です。

オール電化住宅で採用されて急速に普及した蓄熱暖房機ですが、今は使わないほが得策です。理由として電力会社が補助を打ち切ってしまったからです。エアコンやストーブへの交換が必要です。中にはレンガが大量に入っている為撤去処分に費用がかかる為そのままにしているご家庭も多かったと思います。そこで撤去にかかる費用全額に該当する程の補助が割り当てられました。

この機会に多くの方が撤去を検討したことで一気に予算消化が進みました。

年内には間違いなく消化、早ければ9月頃で無くなるのではないかという予測です。

ですが、ここにきて少しペースが落ち着いたように感じます。

おそらく、あっても邪魔じゃないと考える人が多いのではないかと思います。

購入時数十万円した高価な商品ですし、いつまたエネルギー事情が変わるかもしれない。

そのいつかの為に残しておこう。そんなことを考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

でもきっと、その日は来ないと考えられます。

その理由は、機器の構造にあります。

実は非常に原始的なシステムでホームセンターで販売しているような電熱線のストーブ(トイレなどおくような足元ストーブ)

と同様の熱線でレンガを直接温めるという非常にシンプルかつ非効率な機器です。

消費電力も非常に大きく、ドライヤーを一晩中つけっぱなしにしているようなものです。

蓄熱暖房機の消費電力は1000w~3000w

ドライヤーは1200wぐらいです

リビングなどの大きなタイプであればドライヤー3台ぶん

各部屋でドライヤー1台

これを一晩中つけっぱなしにしているわけですから、とんでもない消費電力だと想像がつきます。

確かにやわらかい輻射熱で空気を汚さず心地よいのは確かです。

それにしても・・・・効率が良くないと言わずにいられません。

同様の暖かさを感じられる暖房として輻射式の石油ストーブがあります。

その中でもコロナのアグレシオは最も純度の高い輻射熱を放射する優秀な機器でする

脱線しますが、アグレシオが暖かくないというレビューがたまにありますが

山小屋のような断熱性の低い建物や、ものすごく広い鉄筋コンクリートの大空間であれば別な商品に軍配があがります。

その場合はシンプルに火力の高いサンポット(チョーフ)のゼータスイングをお選び下さい。

瞬間的な火力でいえばそちらが上です。

太陽のひざしのようなぬくもりか=アグレシオ

ジリジリとした直火のような熱さ=ゼータスイング

そこは好みの問題です。

アグレシオは輻射熱で包み込むタイプなので熱を蓄える床壁天井がないと真価を発揮しません。

その床壁天井が熱を蓄えにくいコンクリートだといまひとつです。

マンションなどは躯体そのものがコンクリートなのでそのように感じる場合も多いでしょう。

特にマンションの床は見た目は木材フロアですが15㎜程度しかないフロアの真下はコンクリートです。

壁も見た目はクロスですが12mmないしは9mmの石膏ボードのすぐ後ろはコンクリートです。

木造住宅ならアグレシオ

鉄筋コンクリートならゼータスイング

話がそれてしまいました。

④賃貸給湯事業

ご覧の通りの状況です。

私が無知かもしれませんのでご容赦下さい。

正直言って、どんな方が申請するのかよくわかりません。

賃貸のアパートやマンションにエコキュートを設置した場合、そこに住む人は光熱費が安くなって非常に助かります。

しかしオーナーさんの設置費用は増えます。一般的なガス給湯器が10万円~30万円のときに、エコキュート50万円~70万円

補助金で最大値18万円もらえたとして30万円程度。

確かに同じ地区に光熱費が高いガスボイラーの部屋と、光熱費が安いエコキュートの部屋があった場合に私なら迷わずエコキュートの部屋を借ります。

入居率を高める為には良いアピールポイントになるかと思います。

が、

アパート、賃貸を選ぶ決め手は何といっても「場所」「立地」これこそが最大にして最優先。

多少不便でもエコキュートの部屋に住みたい、となるのでしょうか。

さらに問題はメンテナンス費用。

設置時は補助金を活用してお得に設置できたとしても

10年後の交換時期はどうでしようか。また補助金があるのでしょうか。

わかりません。何があるかわからないのでハッキリとは言えませんが補助金は無くなってる気がします。

本気でエネルギー事情考えるならば常時補助金を設定する確約や増額の検討が必要かもしれません。

あくまで個人的な見解です。

入居率に課題がある場合は有効かもしれません。

4~10世帯分となれば投資はかなりのもなので悩みどころかと思います。

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