<目次>
1.システムバスとは
2.システムバスのメリット
3.システムバスのデメリット
1.システムバスとは
システムバスは、あらかじめ浴室の壁・床・天井・浴槽などのパーツが工場で製造されており、それらを現場で組み立てて作られる浴室のことです。そして、壁・天井・床・浴槽が一体化している浴室です。システムバスのパーツは、すべて規格品となります。元々システムをお使いの方は再びシステムバスへリフォームができますし、自由な設計で作られた在来工法の浴室からシステムバスへのリフォームも可能です。ちなみに、呼び名がシステムバスとユニットバスと2通りあります。これは、メーカーによって呼び名が違うためですが、同じ意味を持つ呼び名です。
2.システムバスのメリット
①お掃除がしやすい
システムバスは壁・床・天井・浴槽といったパーツが一体となっているため、隙間やつなぎ目が少なく、汚れが溜まりにくいため、お掃除が楽にできます。また、浴槽や床などの素材の中には汚れが付きにくい素材のタイプや、カウンター部分が取り外せるタイプ、自動で床や浴槽を洗浄する機能が付いたタイプなど、よりお掃除が楽にできるシステムバスも登場しています。
②浴室内が暖かい
システムバスは気密性に優れているため冬場でもお湯が冷めにくく、暖かい空間を維持することができます。また、断熱材付きの壁パネルのタイプや床暖房のタイプ、入浴前に床にお湯を流して浴室内を暖めるタイプなどのシステムバスもあり、より暖かいシステムバスもあります。換気扇を暖房換気扇にすることでも、より暖かいシステムバスにすることができます。
③お子様やお年寄りにやさしいデザイン
脱衣場から浴室にかけて段差がほとんどありません。また、床は滑りにくく、浴槽はまたぎやすい高さとなっていて、転倒防止のためのバリアフリーデザインが標準仕様となっています。
④完成が早い
システムバスの工事は壁・床・天井・浴槽などのパーツを搬入し、組み立てていく工事となります。お風呂の入れ替えの場合は既存のお風呂の解体もありますが、3日から5日ほどで完成となります。ただし、既存のお風呂を解体したときに、家の躯体に痛みが見られた場合などは修繕が必要となるため、工期が長くなる可能性があります。
3.システムバスのデメリット
①規格サイズの制約がある
システムバスは空間の規格サイズが決まっていますので、設置するスペースに収まらないと設置することができません。設置するスペースや天井の梁や屋根の傾斜、柱などの影響で規格サイズのシステムバスの設置が難しい場合は在来工法の浴室までの自由度はありませんがオーダーメイドできるシステムバス商品がありますので、こちらの商品での対応となります。
②部分交換ができない
システムバスは壁・床・天井・浴槽が一体となっています。水栓金具や換気扇などは交換できることがありますが、浴槽のみを交換したい、壁パネルの色を変えたいから壁パネルを交換したいという場合はご期待に沿えないことがほとんどです。また、新しい設備を追加したい場合も天井や壁の解体等の大掛かりな工事を伴う可能性があります。システムバスを設置するときには、あらかじめプラン段階でご要望の設備が揃っているか確認することが大切です。
③規格外の設備には対応できない
システムバスはパーツがすべて規格品です。用意された商品の中から選ぶことになりますので、オリジナリティにこだわる方には物足りないかもしれません。
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